トラウマとは?日常に残る心の傷との向き合い方

COLUMN / こころのコラム

トラウマとは?
日常に残る心の傷との向き合い方

「もう昔のことなのに、ふとした瞬間に苦しくなる」「忘れたつもりなのに、似た場面で体がこわばる」——そんな経験はありませんか。それは、こころに残ったトラウマ(心の傷)が、今もあなたを守ろうとしているサインかもしれません。

この記事では、トラウマとは何か、なぜ時間が経っても消えないのか、そして無理なく向き合っていくための考え方を、深層心理の視点からお話しします。

トラウマは「特別な人」のものではない

トラウマというと、大事故や災害のような、よほど大きな出来事を思い浮かべるかもしれません。けれど実際には、もっと身近なところにあります。

  • 親や周囲から否定され続けた
  • 安心して甘えられなかった
  • 本当の気持ちを我慢するのが当たり前だった
  • 強く叱られた、無視された記憶

こうした日常の中で少しずつ受けた傷も、こころに深く残ります。「これくらいで」と感じる出来事でも、その時のあなたにとっては十分につらかったのです。トラウマは、誰のこころにも起こりうるものです。

とくに、一度きりの出来事ではなく、長い期間にわたって繰り返された傷については、「複雑性トラウマとは?繰り返された傷・機能不全家庭で育つということ」でくわしくお話ししています。

なぜ、時間が経っても消えないのか

「もう過去のことだから」と頭で思っても、こころが追いつかない。これには理由があります。

つらい経験をすると、こころは自分を守るために、その記憶や感情にフタをします。フタをすることで、その時はなんとか日常を続けられます。けれど、消化されないまま閉じ込められた感情は、こころの奥に残り続け、似た状況になると警報のように反応してしまうのです。

つまり、今のあなたの「過剰な不安」や「体のこわばり」は、弱さではなく、かつて自分を守ってくれた仕組みが、今も働き続けているだけ。まずはそう理解するだけで、少し見方が変わります。

トラウマと向き合うときに大切なこと

無理に思い出そうとしなくていい

「向き合う=つらい記憶を掘り起こす」ではありません。むしろ大切なのは、安全だと感じられる場所で、少しずつ進めること。準備ができていないのに無理に開くと、かえって苦しくなることもあります。あなたのペースが一番です。

「思い出したくない」も尊重する

フタをしてきたのには理由があります。その気持ちごと受けとめながら、こころが「もう大丈夫」と思えたところから、ゆっくりほどいていきます。

ひとりで抱え込まない

トラウマは、ひとりで向き合うと「また傷つくのでは」という怖さがつきまといます。否定されずに聴いてもらう体験を重ねることそのものが、こころの回復を支えます。

専門的な技法という選択肢

深層心理カウンセリングでは、ヒプノセラピー(催眠療法)などの専門技法を用いて、普段は意識しづらいこころの奥にやさしくアプローチしていきます。「自分でも理由がわからない反応」の背景に、少しずつ光を当てていく時間です。もちろん、まずは傾聴・対話のカウンセリングから始めることもできます。

料金は、通常のカウンセリングが60分8,000円・90分12,000円。じっくり向き合う深層心理カウンセリングは150分25,000円・180分30,000円です(いずれも税込・対面と電話で同一料金)。深層心理カウンセリングは一日にお一人のみ、静かな時間を確保してお受けしています。

ひとりで抱えなくていい

こころカウンセリングでは、今も残るこころの傷に、あなたのペースで一緒に向き合っていきます。世田谷区等々力七丁目のプライベートサロンでの対面(詳しい場所はご予約確定後にお伝えします)のほか、全国対応の電話でもご利用いただけます。電話は通話料無料で、当日でも開始の2時間前までご予約いただけます(深層心理カウンセリングは開始の24時間前まで)。

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  • 空き状況の確認・ご予約は▶ ご予約ページ(カレンダーで日→時間→メニューの順にお選びいただけます)

おわりに

トラウマは「消す」ものというより、「これ以上あなたを縛らないように、ほどいていく」もの。少しずつで大丈夫です。

その一歩を、安心できる場所から踏み出せますように。

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